[本] 十字軍物語1

さっそく買ってきたので。



塩野七生の新刊は、十字軍の物語。
今回は、十字軍の起りから、第一回十字軍の主要メンツが死ぬまで。
十字軍って長い時代を扱ってるんですが、この調子でほんと大丈夫なんですかね?という密度。
色々な所を端折るにしても、全四冊は無理じゃないかと思うのですが。。


歴史的にはだ一回十字軍は次のような流れになってます。

 ビザンツ皇帝の要請
 ウルバン二世による十字軍の呼びかけ
 ピエールの民衆十字軍
 諸侯の十字軍
 エルサレム占領
 王国の設立


出てくる登場人物の濃い事。
さらには、例によって歴史物なので、グダグダっぷりが目を惹きます。
特に、イスラム側。
#なーんつうか、サラディンの頃まで動機が宗教的動機とは気づいてないってのはどうかと思いますよ。
#んで、内紛起こしまくりって、ずいぶんとイメージと違ってた。
後、ビザンツの皇帝アレクシオスの策動ぶりがいい感じ。

気に入ったのはやっぱり、

 タンクレディ
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%89_%28%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%83%A9%E3%83%A4%E5%85%AC%29

でしょう。
しかし、塩野先生、どういう基準で人物名を表記してるんだろうか??
確かにイタリア語なら、タンクレディなのかもしれん。。。
#おお、これもイタリア人ならイタリア語発音で、と書いてあったorz

アンティオキアの摂政になってる時期、ほとんどこの人が十字軍側を指揮しているわけで、若き駿馬って感じでおもしろいです。
で、主(ボエモンド)の帰りをまっていたら、主がフランス王の娘セシリアを連れてきて、結婚しちゃったという所もなんというか憎めなくて、子供はできていないのですが、さらにはかなりいい感じっぽい所がよいです。


まー、全体的には、塩野七生なので、イスラム側の描写がけっこう弱い感じがしますが、やっぱり資料の問題とかあるんですかね。
でも、ドリレウムの戦いなんかのイスラム側指揮官クルチ・アルスラーン1世の名前ぐらい書いてもいいんじゃないかと思わなくもなかったり。。。

二回目を読んだ時に、アルスラン、と名前がちゃんと書いてありましたorz 最初地名じゃないかとすっ飛ばしていたようで、アレレ?と理解がとまっていたようで。。


そういう所に不満はあれども、おもしろい一冊でした。
 
#2010/09/16 微妙に読みにくい文章を修正
#2010/09/17 二回目読んだ印象を追記。一度目は読んでる最中に寝ていた可能性が。。。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック